『言霊』という言葉が日本には古くからありますね。
言葉に宿る霊的な力のことです。
聖書にも
「初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。」
とあります。
世界ができる前から言葉があって、言葉=神が世界を作った、
という解釈です。
壮大ですね。
マザー・テレサの言葉の中にも、途中で出てきます。
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
掛ける言葉によって、
水の結晶の形が変わることも観測されています。
神秘的ですね。
身の回りを見ましても、
ネガティブな言葉を発する傾向の人は、
それなりの人生を送っていて、
ポジティブな言葉を発する傾向の人は、
前向きで周りの人を導くような人生を送っているように感じます。
汚い言葉遣いの人は、
自分自身を雑に扱っているようにも見えますし、
丁寧な言葉づかいの人は、
自分を大切にしているように感じます。
毎日の自分が発する言葉が、
実は自分の人生を左右するほど
大切なものかもしれない、
と感じています。
案外、
「いたいのいたいのとんでいけ~」 も、
ちゃんと効果があるのかも。
言葉は、
息とともに出ます。
息という字は、
自分の心と書きますから、
心の持ち方=思考が言葉の根にあります。
上滑りな言葉も、それなりに影響するのかもしれませんが、
やはり自分の心がこもった言葉が、最強なのでしょう。
「心」 と 「言葉」、
気をつけたいと思います。